焚き火と過ごす、ひとり時間

暑い夏でも楽しめる!キャンプ場の選び方!

コラム

ちょっとそこまで買い物にでも…と思いきや、車中が灼熱過ぎて、風量MAXでも冷え切らず、目的の店内で汗がやっと引く季節がやってまいりました。

涼しい店内には、炭や網などのBBQに必要な道具が並び始め、プールや花火など、夏の風物詩の横にはアウトドア用品などが並ぶ…そんな光景をよく目にするのではないでしょうか。

今回は、アウトドア用品を横目に「今年の夏はキャンプにでも行こうかな?」と思ったあなたに、おすすめのキャンプ場の選び方についてのお話です。

実は、夏キャンプは覚悟が必要!?

気温が上がりセミの鳴き声が聞こえてくると、「そうだ!夏だ!BBQだ!キャンプだーー!」とテンションがブチ上がりますよね?アウトドアと酒が好きなそこのあなた。私もその気持ちすっごく良くわかります。

現在アラフォーの私。キャンプ場は、ちょっと木陰に入ればひんやり涼しかった…そんな記憶は子供の頃のお話です。あれから30年、地球の夏は大きく変わりました。

いくらタープで日よけを作っても、うだるような暑さの中、優雅に椅子に座ってハイボールを…とはいきません。現代の夏、屋外へ丸腰で出かけたら痛い目に遭います。クーラーなしの暮らしが考えられなくなっている現代人にとって、夏キャンプはとっても過酷になってしまいました。

家の中でも命の危険があるというこの猛暑の中、わざわざ(言い方)野外で衣食住をしようとしているのですから。

そんな猛暑日でも、涼しくて快適なキャンプをするためには、場所選びが重要!夏でも快適にキャンプが楽しめるキャンプ場の、おすすめの選び方をご紹介していきます。

夏のキャンプ場、おススメの選び方

①標高が1000m以上のキャンプ場

標高が高くなると気圧が下がり、気圧が下がると温度も下がるという、空気の特徴があります。つまりは、標高の高いキャンプ場は涼しいということ。実にシンプルな選び方です。

標高が100m高くなると、気温は約0.65℃下がると言われています。

仮に我々の住む街が35℃だとして、そこから標高1600mのキャンプ場では、約10℃も気温が下がってなんと25℃に。まさに天然のクーラーが効いたキャンプ場です。家の玄関を出て、暑い…と感じる時期のキャンプは、標高1000m以上のキャンプ場を選ぶのをおススメします。

さらにここで朗報。

なんと標高が高い場所には蚊や虫が少ないのです!

家族4人で同じ場所にいても、私が皆の蚊帳になってる?ってくらい、なぜか1人で刺されまくる私。そんな私でも、夏キャンプで蚊に困ったことは一切ありません。気温や気圧などが関係しているとのことですが、夏なのに涼しくて蚊が少ないのは快適まちがいなしです。

②川が流れるキャンプ場

川沿いは川風が吹きます。日射で温められた地面の空気は軽くなって上昇し、そこを埋めるように川面から吹き込む冷たい風。それを川風といいます。

川は風が気持ちいいだけではなく、水に入って涼むこともできます。全身で川に浸からなくても、椅子を持って、足湯ならぬ足水を。足だけでも全身で涼を感じられます。

ただ、気を付けて欲しい注意点もあります。

晴れ予報だったとしでも、夏は夕立があったり、局所的なゲリラ豪雨が急に発生することもあり、現地で雨が降っていなくても、上流で雨が降れば、あっという間に増水します。子どもは必ずライフジャケットを着用し、絶対に目を離さないで欲しいです。

大人も足が付くからといって、絶対に油断をしてはいけません。川のすぐそばにテントを設営したり、中州でBBQをしたり、なんていうのも増水の危険からすぐに逃げられなくなり、本当に危険なのでやめたほうがいいです。

③キレイなトイレとシャワーがあるキャンプ場

この条件は、夏に限ったことではないのですが、暑い夏ならなおさら!ということで入れさせてもらいます。

テントを立てたり、荷物を運んだり、インフレーターマットに空気を入れたり…常時サラッと快適とはいかないのが夏キャンプ。体がベタベタすると、不快指数が高まり、イライラしがちなのは、私だけではないはずです。そんな時にシャワーをサッと浴びるだけで、すぐにリフレッシュできます。

そして、キャンプ場のトイレは使い慣れている家とは違い、すぐに利用できるような近い場所にないのも当たり前です。生理現象も快適なら、さらにスッキリ爽快。ソロでもファミリーでも、ご機嫌で過ごせたほうがいいに決まってます。

あなたの優先順位はどれですか?

なかなか3つの条件が揃うことは難しいのですが、、優先順位をつけて、無理のないスケジュールを組むことが大切です。欲張らない、頑張らない、一番の目標はキャンプを楽しむこと。

多少標高が低くても、川遊びができるキャンプ場で昼間は涼をとり、夜は冷房完備のバンガローに泊まって寝苦しさを避けようかな、とか。

長距離ドライブを頑張って、標高の高いキャンプ場まで行ったのなら、涼しいから川遊びはできなくてもいいかな、とか。

今は、キャンプ施設に温泉やプールが併設しているところもあるので、遊びをメインにアウトドアは軽く楽しむなんていうのもありです。

CAMP ONTAKE(雲の上エリア)

このように、暑い夏のキャンプでも、少しの工夫でキャンプを楽しむことができます。

私個人的には、あっちーと言いながら、滝のような汗をかくのも、それはそれで非日常としていい思い出にもなるとも思いますが笑

なんとも、元も子もない締めくくりになってしまいましたが、夏の暑さはこれからが本番です。最後に、私のおすすめキャンプ場を厳選してみました。みなさんの夏キャンプのご参考になれば嬉しいです。

おすすめ夏キャンプ場 4選!

1.高ソメキャンプ場(長野県松本市奈川) 

標高約1,200mにあるオートキャンプ場。湖畔サイトや森林サイトなど、自然の地形を生かしたサイトが多く、プライベート感や静かにのんびり過ごしたい方におすすめ。バンガロー泊もできるので、初心者でも安心。近くに上高地や白骨温泉、新穂高ロープウェイなど観光地も多くある。

高ソメキャンプ場HP

2.無印良品 南乗鞍キャンプ場(岐阜県高山市)

「自然を、自然のままに楽しむ。」をコンセプトのもと作られた無印良品キャンプ場のひとつ。222もの様々な区画がある広大な敷地。標高約1,600mにあるのにも関わらず、露天風呂、テントサウナ、コインランドリー、マウンテンバイクレンタル、と設備が驚くほど充実している。管理棟には無印良品の売店もあり、買い忘れがあっても問題なし。

無印良品 南乗鞍キャンプ場HP ※2025年シーズンを最後に閉鎖(9月28日最終)

3.福岡ローマン渓谷 オートキャンプ場(岐阜県中津川市福岡)

標高は300mと低めの立地ではあるが、キャンプ場をぐるっと囲むように付知川が流れている。清流として知られる付知川(つけちがわ)は、その名の通り澄んでいて冷たくて気持ちがいい。夏でも長時間入っていると寒くなるので、子供達とひなたぼっこしながら休み休み遊んだ記憶。標高が低くても、ばっちり涼めて、夜は満点の星が見られた。バンガローやお風呂もあり、ファミリーにおすすめ。

福岡ローマン渓谷 オートキャンプ場HP

4.ist-Aokidaira Field(長野県川上村)

千曲川のせせらぎが響き渡る、知る人ぞ知る、隠れ家的なキャンプ場。標高1,350mにあるのにも関わらず、トイレもシャワーもキレイに整備され、炊事場にはお湯が流れる贅沢なキャンプ場。どのサイトも地形を生かした作りになっており、森の静けさと川の流れる音に癒されること間違いなし。高規格なオシャレバンガローも選べる、初心者からベテランキャンパーまでおすすめのキャンプ場。

ist-Aokidaira Field HP

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